花の中の野菜畑ーバガテルのポタジェ
バガテル-Parc de Bagatelle
ブローニュの森の中にある公園です。(アクセスはメトロ1番線、ポルト・マイヨーからバス2244または、メトロ1番線、ポン・ド・ヌイイーからバス43)
入園料3ユーロ、割引料金1.5ユーロ。トリアノンでの展示物も楽しめます。
陽の長いこの季節、ゆっくりと庭園を散策できます。
(写真は、2007年6月と7月に撮ったものです。)
ブローニュの森の中にあるバガテル庭園。現在24ヘクタールの敷地の中には、イギリス式庭園、バラ園、菖蒲園などなど、丸1日歩いても飽きない程見所いっぱい。
歩き疲れたら、キオスクで軽食と飲み物を買って、芝生の上で一休みするのも良し、おしゃれなレストランで優雅に食事をするのも良し。
写真のこのレストランは、Route de Sevres a Neuilly沿いにある入り口、Entree Grille de Sevresから入ってすぐにあります。
レストランの脇をあるいて行くと、このJardin des Presentataeur(展示用庭園)を通ります。
それぞれの花壇を楽しみながら、古風な家の横を通り過ぎると・・・。
こちらから見ると、いかにも農家の裏庭の畑。
ここが、バガテルのポタジェ(菜園)です。
ウォーキング・グループ「かしまし」のTさんに、初めてこのポタジェに連れて来てもらった時は、花壇の中に野菜畑がある様子にびっくり。
それから、このエスパリエ(Culture en espalier-樹懎式栽培/じゅしょうしきさいばい)を見たときも意外さに驚いたのです。
こちらは、マルメロ(Cydonia oblonga)をエスパリエにしてありますが、他にもリンゴやなし、イチジク、イチゴでも造るそうです。
壁風だけでなく、こんな風に低い垣根風にも造ってあります。
エスパリエは、フランスではごく普通に見られるものだそうです。装飾にもなるし、実が熟したらはもちろん捥いで食べられるという一石二鳥のものですが、私がその意外さや、木をこんな風に、人の思うままに造っていることに驚いていると、
「エスパリエって、日本でも紹介されてるよー。」とTOMさん。
そうだったんですか~。今まで見たことなかった・・・。
それから、こんな風に、野菜のすぐ傍にお花が植えてあって、野菜と花が仲良く同居する畑って見たことなかったって、TOMさんに話したら、
「それって、コンパニオン・プラントって言うのよ。野菜に虫がつきにくくするお花を傍に植えるのよ。」
な~るほど、ポタジェって言うの、日本の園芸雑誌て見たことあった。でも、私が見たのって、コンテナの寄植えとか、庭の小さな一角で作るポタジェ(キッチンガーデンと呼んでいる雑誌もあります)で、こんな広い畑って、想像してませんでした。
ポタジェの歴史は古いようです。フランスの中世の城や修道院の見取り図を見ていると、ポタジェ(Potager)と記してある場所を見つけられるでしょう。
イギリスの物語を読んでいても、菜園(キッチンガーデン)が、領主屋敷の台所の裏手などに造られている様子が書いてあることがあります。
医者が簡単に呼べないような時代は、このポタジェにハーブを植え、手入れをし、生のまま又は乾燥させて民間薬として使っていたようです。
ハーブはまた、料理に使う香料としてももちろん重宝に使われていたでしょう。
イギリスの児童文学、バーネットの「秘密の花園」の中に、ムアに住むディッコン少年が、家の傍に畑を造り、野菜の間に上手に花々を植えいて、ムア中で一番美しい畑になっている様子が描写されていますが、こんな様子だったのででしょうか。
フェンネル(Fenouil)。魚料理によく合うバーブですが、根っこの部分はよくマルシェで売っていますね。
ベリーも食べごろ。
トマトと手前は、ルバーブかな。左に見えるのはレタスの一種かしら?
果物も、熟してくると花のような彩を畑に添えますね。
今まで、ポタジェ(または菜園)のことを本で読んで知っていたのですが、TOMさんとお話しするまで、これがそのポタジェだとは何故か気づきませんでした。
百聞は一見にしかず。ありがとう、TOMさん。
さて、バガテルはバラ園が有名ですが、ポタジェも何が植えれているのかじっくり見て歩くと楽しいですよ。
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