北杜市オオムラサキセンターと自然公園
オオムラサキ(タテハチョウ科)の幼虫・5齢
5月3日、山梨県北杜市オオムラサキセンターに行きました。生態観察施設びばりうむ長坂で成長しているオオムラサキの幼虫です。2本の角が可愛いです。![]()
5齢になると体が緑になるので、素人目にはエノキの葉の上の幼虫はなかなか探せなかったりしますが、館内の職員やボランティアさんが見つけて教えてくれます。成虫になる季節ではなかったので、蝶がひらひら飛んでいる様子は見られなかったのですが、幼虫の様子は間近に見られます。
こちらはまだ4齢です。枝の分岐部の座(休止用のポイント)でお休みしているところだそうです。糸を吐いて体を安定させているんですって。
「芽や葉を食べに行っても、ここに戻ってくるんですよ。」と、ボランティアさん。
オオムラサキは夏の終わりに卵から孵化し、冬は幼虫の姿(4齢か5齢)で越冬します。越冬するときは、体の色を緑から茶色に変化させるそうです。
茶色くなった幼虫(越冬態)は、食樹のエノキから地上に降り、木の葉の下などで休眠するんだとか。
左の写真の幼虫は、まだ休眠から覚めて木に登ってからあんまり経っていないそうです。
しばらくすると、エノキの葉の上に座を作り新緑をどんどん食べ、4齢(または5齢)から5齢(または6齢)に脱皮するそうです。
冒頭の写真は、脱皮して再び緑になったところです。
食樹のエノキのサイクルと共に生きているんですね。
びばりうむの中の様子です。エノキの他、いろいろな植物が植えてあります。
外の自然公園には、展望台があります。オオムラサキの成虫はクヌギの樹液を吸いますが、シーズンにはここから樹液にあつまってくるオオムラサキを観察できるそうです。
オオムラサキが生息するには、里山の環境を保護し守ることが必要なんだとか。
自然公園は、里山の環境が保護されています。
棚田と水車小屋。棚田は、今は田んぼを作っているのかどうかわかりません。
花いっぱいの野原のようでした。
レンゲ
トウダイグサ
こちらは林の中で。
二男が「ウラシマソウだ~!」と、叫ぶので見てみると・・・。ウラシマソウとは違うんじゃないの~?と、ポケット図鑑を見比べました。
テンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属)なんだろうな、と思うのですが、マムシグサなのかそうじゃないのかわからないです。
ちょっとごめんね、と蓋みたいになっている、総苞を持ち上げてみました。
丸い頭みたいに見えるのは、付属体。花序の上についているものだそうで、お花の部分は見られなかったんですけど、出会えて満足。![]()
林の中で、サンショウの雄株が花をつけていました。
オオムラサキについては、「オオムラサキ-日本の里山と国蝶の生活史-」(栗田貞多男 著・信濃毎日新聞社)も参考にしました。オオムラサキの生態と里山の関係がよく書かれています。
テンナンショウは、色や形も面白いですが、性質も面白いです。興味のある方は、「したたかな植物たち」(多田多恵子 著・SCCbooks)を読んでみて下さいね。この本を読んだときは、面白い植物があるな~、とは思っていたけれど実際出会うとは思ってなかったのでラッキー
でした。





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